
クレマチスです。和名では「鉄線」と呼びますが、つるが細くて丈夫で針金のようであることからきているようです。花びらが8枚のものは「風車」とも呼ぶようです。修景用のつる植物として人気があり、「蔓性植物の女王」と呼ばれるほどで、バラと組み合わせてオベリスクやアーチに絡めたり、ワイヤーで誘引し壁面を這わせる仕立て方が人気でイングリッシュガーデンの主役を飾っています。

映画は「ゴッドファーザー」です。フランシス・F・コッポラ監督の出世作にして超ヒット作です。マーロン・ブランドの無表情のようでありながら存在感のある表情と独特のしゃべり方でその威圧感は圧倒です。一方若きアル・パチーノがファミリーを守るためにボスを継ぎマフィアの世界の非情さを次第に身につけていく姿を見事に演じています。
年別アーカイブ: 2010年
矢車菊
スイカズラ

スイカズラです。漢字では吸葛と書くようですが、「水を吸う葛」の意から「吸葛」、あるいは昔は花の奥の方にある蜜(みつ)を子どもが吸って遊んだことから「吸葛」となったとの説もあります。花の色が白から黄に変化していくことから中国では「金銀花」と呼ばれるそうです。別名、ニンドウ(忍冬)とも呼ばれ、冬場を耐え忍ぶ事からこの名がつきました。

映画は「大脱走」です。何度かTVでは見ているのですが、やはりスクリーンでは迫力が違います。S・マックィーンをはじめ、J・ガーナー、R・アッテンボロー、J・コバーン、C・ブロンソン、そしてD・マッカラムなど個性豊かなキャストも魅力的で、見せ場も盛り沢山です。実際にドイツ軍の捕虜となった英空軍のパイロットの脱走記録を元に映画化したそうですが、殆どが実際にあったことだそうです。あのような状況で、たぶん日本人ならあんな計画的な脱走計画なんて立てて実行するなんてことは出来ないのではないかと思いました。
姫ライラック

姫ライラックです。ライラックを小さくしたような花です。ライラックのように大きな木にはならず、育っても1m程度の潅木です。香りもよくかわいらしい花です。最近健康のために朝1時間半ほど歩いています。長年住んでいるわが街市川市ですが、いろいろ歩いてみるとこれまで知らまい処に神社やお寺やら、また史跡や遺跡なども多く、緑地などの自然も多く残りいろいろを楽しみながら歩いています。

映画は「ブリット」です。スティーブ・マックィーンが刑事役を演じているアクション映画です。サンフランシスコの坂道を活かした、壮絶なカーチェイス・シーンが見ものですが、ジェットコースター並みのあまりに凄いシーンの連続に、車に弱くすぐ車酔いしたりする私は目が回るような感覚になってしまいました。映画を見てそんな気分になったのは初めてでしたが、ただ結末がちょっとあっけなくも感じられました。
ラベンダー

ラベンダーです。ラベンダーには様々な種類があるので、写真のラベンダーがどの種類なのかは判りません、いずれも香水として利用されるほどの芳香では共通しています。北海道の富良野のラベンダー畑は写真でしか観たことはありませんが、丘一面ラベンダーで埋め尽くされた風景は素晴らしいものですね。寒さにも強く育てやすいので最近は街中でもよく見かける花となっています。

映画は「パピヨン」です。アンリ・シャリエールという人が自身の体験を綴った実録小説「パピヨン」が原作の映画です。無実の罪で投獄された胸に蝶の刺青のあるパピヨン(スティーブ・マックイーン)と偽造の罪で服役するドガ(スティン・ホフマン)の南米フランス領ガイアナでの投獄生活と脱獄を通じての友情の物語。独房に入れられても諦めない不屈の精神でラストでついに自由を手に入れるパピヨンをスティーブ・マックイーンが見事に演じています。実は30年ほど前に1度観たことがある映画なのですが、ラストシーンと他いくつかのシーンを覚えていただけで、今度見直して改めて面白い映画だと感じました。
シロツメクサ

シロツメクサです。一般的にはクローバーという英名のほうが知られているかもしれません。和名の「ツメクサ」の由来は、江戸時代にオランダから輸入されたガラス器の梱包の際に本草が詰め物として使われていたことから「詰草」と呼ばれるようになったからだそうです。また蜂蜜をとるための重要な植物で、クローバーの蜂蜜は世界で最も生産量が多く、葉は茹でて食用にすることもできます。四つ葉のクローバーは十字架に見立てられて、幸福のシンボルとされますが、実際にはアイルランド民俗学上、キリスト教普及以前より、特別な物とされていたようです。

映画は「薔薇の名前です。ウンベルト・エーコの原作の同名小説の映画化作品です。中世ヨーロッパの修道院で起こった殺人事件を当時の宗教的背景や慣習を交え、荘厳な雰囲気で映像化され重厚なドラマとなっています。探偵役の修道士ショーン・コネリーと、その弟子のクリスチャン・スレーターはさしずめシャーロック・ホームズとワトソン博士といったところですが、謎解きとしてもなかなか面白く出来ています。
芍薬
藤

近所の高圓寺というお寺の境内の藤です。有名な亀戸天神の藤ほどではありませんが、なかなかの物です。GW中の休日ということで多くの人が観に来ていました。日本原産の花で万葉集にも歌われている古くから知られた花です。
藤浪(ふぢなみ)の 花は盛りに なりにけり
平城(なら)の都を 思ほすや君」
万葉集 大伴四綱(おおとものよつな)

今週の映画は「男と女(Un Homme et Un femme)」、クロード・ルルーシュ監督の名を一躍世界に知らしめた傑作です。モノクロームやセピアトーンの映像、流れるようなカメラワーク、フランシス・レイのテーマ・メロディ、印象的な映像と音楽によってセリフを押さえ気味にしてより一層効果を上げています。
チューリップ

チューリップです。中近東のアナトリア、イランからパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンのステップ地帯が原産ですが、様々な園芸品種が作られ、17世紀には球根の取引が投機の対象とまでなってチューリップバブルまで引き起こしたことは有名は話ですね。球根の糖度がきわめて高くでん粉に富むため、オランダでは食用としての栽培も盛んで主に製菓材料として用いられるそうです。

映画は「太陽がいっぱい」です。ルネ・クレマン監督がアラン・ドロンを抜擢して作った映画で、この映画でアラン・ドロンは一躍大スターとなりました。ニーノ・ロータのテーマ曲も印象に残る名曲でしょう。原作を書いたパトリシア・ハイスミスは日本では何故かあまり人気が出ませんでしたが駄作がなく、コンスタントに佳作を出していたミステリ作家でした。
大待雪草

大待雪草です。別名の鈴蘭水仙の方がよく知られているかもしれません。花は鈴蘭にそっくりですが、葉の形を見ればやはり水仙ですね。地中海沿岸原産で英名では「スノーフレーク」というそうです。”小雪のかたまり”といった意味でしょうか。ガランタミン(galanthamine)と言うアルカロイドの一種を含んでいて、将来的には抗痴呆薬(アルツハイマー薬)として使えることが期待されているそうです。

映画は「天井桟敷の人々」です。映画史上の傑作映画とは聞いていましたが、今まで観たことはありませんでした。

ナチス・ドイツ占領下のフランスで作られた19世紀半ばのパリを舞台とした芸人の女性と彼女に惚れてしまう様々な身分の男性4人の人生と運命を描いています。第1部「犯罪大通り」、第2部「白い男」と分けられた3時間以上に及ぶ大作ですが、中だるみすることもなくとても面白い映画でした。



