
チューリップです。中近東のアナトリア、イランからパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンのステップ地帯が原産ですが、様々な園芸品種が作られ、17世紀には球根の取引が投機の対象とまでなってチューリップバブルまで引き起こしたことは有名は話ですね。球根の糖度がきわめて高くでん粉に富むため、オランダでは食用としての栽培も盛んで主に製菓材料として用いられるそうです。

映画は「太陽がいっぱい」です。ルネ・クレマン監督がアラン・ドロンを抜擢して作った映画で、この映画でアラン・ドロンは一躍大スターとなりました。ニーノ・ロータのテーマ曲も印象に残る名曲でしょう。原作を書いたパトリシア・ハイスミスは日本では何故かあまり人気が出ませんでしたが駄作がなく、コンスタントに佳作を出していたミステリ作家でした。