ブラシの木です。オーストラリア原産ですが最近は時々見かけます。名前通りの特徴のある形の花ですが、身のつき方も変わっていて、丸く枝にずらっとついて並び、翌年の花はその上部に咲き、身は次々と何年も残ります。
花のあとにつける実は、その後もずっと大きくなり続け7~8年は枝についていて発芽能力も持ち続けるそうです。
この木は乾燥地が原産地のため、極端な乾燥や山火事のときにバァーンと実が開いて中の細かい種子が風に飛び、散布されるという仕組みになっています。
山火事でまっさらな土地になったところにすばやく芽を出して、その土地一番の優先種になるのが目的らしく、植物も動物と変わらず生存競争の中で進化しているのですね。

T.Jefferson.Parkerの「カルフォルニアガール」を読みました。60年代のカルフォルニアを舞台にして、兄弟の絆、家族の崩壊、男女の愛憎を情感豊かに描き出しています。以前読んだ「サイレントジョー」も良い作品でしたが、この作品も心に残る小説でした。