百合です。白百合ではなく黄色の百合ですが、形からすると鉄砲百合と思われます。でも百合は種類も多く正確なところは分かりません。
日本では万葉集にも歌われているように古くからなじみのある花だったようです。
「夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものそ」(大伴坂上郎女)
百合は鱗片が重なり合った球根の部分を百合根として食用にしますが、ほろ苦さとほんのりとした甘さがあってとても繊細な風味です。
故郷の新潟では正月料理の「のっぺ」には必ず入れていましたが、市場に出せるほどの大きさに育てるには3年も掛かるのだそうです。
先日、フラワーデザインをされている知り合いの方から送っていただいたブーケの写真です。フォーシーズンズホテルでのウェディングブーケだそうです。お花に関わる仕事って素敵ですね。

デイビッド・リンジー(David Lindsey)の「夜の色」(The Color of Night)を読みました。リンジーという作家は警察小説からサイコサスペンスやスパイ物までなかなか幅広くミステリー作家ですが、ここでは正統派で上質なミステリー仕上がっていて読み応えのある作品です。本の装丁も内容に合った雰囲気のある装丁です。
かすみ草です。今日明治大学の父母会でたまたまこのかすみ草を園芸店で求められてお持ちになっておられた方がいて、とても素敵なお花だったので写真を取らせていただきました。かすみ草は好きな花ですが、普通のかすみ草はひょろっとたよりない感じで鉢植えにするのはちょっと難しい花です。でもこの種類はジプシー・ディープローズというらしいのですが、矮性でこじんまりとまとまって、これもまたいいなと思います。花言葉は「清い心」だそうです。
このところ仕事が忙しく、なかなか好きな本を読んだり、音楽を聴いたりする時間が取れませんでしたが、今日は久しぶりに聴いています。リッチー・バイラークの「別れの曲」というアルバムです。リッチー・バイラークはJAZZピアニストですがもっとも現代クラシックに近い感覚と方向性をもったピアニストかも知れません。その意味ではキース・ジャレットとも比較されることもありますが、キース・ジャレットのような土着性は感じられない代わりにより純粋にショパンやドビッッシーの世界に近いリリシズムを感じます。
1ヶ月以上も更新しておらず、ようやくの更新です。写真も最近のものではなく約1ヶ月前のGWに群馬県館林のつつじヶ岡公園へ行った時のものです。つつじの古木の群生で有名です。今年はやはり例年より開花が早かったらしく早咲きの種類は既に咲き終わってしまっていましたが、それでも樹齢数十年以上も経つ古木が咲き並ぶ様は壮観でした。帰りには名物の館林うどんを頂きました。