パンジー

dscf06950001.jpgパンジー(三色スミレ)です。かわいい花ですが見掛けによらず寒さに強く、花の多くないこの時期を楽しませてくれます。様々な色と形の変化のとんだっ種類がありますが、この写真の花は比較的小ぶりでシンプルなので、華やかさはありませんが、その分清楚な感じがします。

ジェフリー・ディーヴァーの「静寂の叫び(A Maden’s Grave)」を読みました。
刑務所を脱獄した逃亡中に人質を取って立てこもった囚人たちに対し、FBIに担当官が人質解放の交渉を続けるが、犯人との駆け引きを中心に緊迫したサスペンスで最後の二転、三転の展開もあって引き込ませます。
A_Maidens_Grave
それともうひとつ、人質が聴覚障害者たち(聾学校の生徒と先生)という設定なのですが、聴覚障害者を日常的な「当たり前の存在」として描写しています。
同時にまた、折りに触れて聴覚障害にまつわる誤解や偏見を正していくという姿勢も伺え、このあたりの取り上げ方も好ましいものと思えます。

シクラメン

dscf05980001.jpgしばらく更新できませんでした。久しぶりの更新です。シクラメンです。冬の花としてはもっとも華やかで印象の強い花です。
以前は結構高価で貴重な花という感じがありましたが今はとてもポピュラーな花になりました。

ジョゼフ ウォンボーの「ゴールデン・オレンジ」を読みました。
特別に傑作とか秀作という小説ではないのだと思いますが、、なぜか引き込まれて読んでしまいました。
golgen_orange.jpg
ミステリーなのに殺人事件も起きないというちょっとありえないようなスチュエーションの筋書きですし、それでいてちゃんと謎解きになっているという不思議なミステリーです。主人公のアル中の元警官と有閑マダムといってもいいのかもしれない中年女性とのラブロマンスを魅力的な人物描写で描きながらほろ苦いラストの結末へと導いていきます。