明治大学リバティータワーの2F陽だまり広場の野牡丹です。野牡丹は8月頃から咲き始めますが今頃のことの季節まで長い間咲いてくれます。昨日は明治大学の社会人教育の講座受講のため大学へ行きました。
夕刻からは大学時代の仲間との年1回の忘年会の集まりでした。
1年ぶりに顔を合わせましたが年齢相応に健康の話題になり、やれあちらが悪いこちらが悪いといった風です。
卒業して34年になるわけですがよく続いてきています。でもどうしても都合で参加できないメンバーもいるので今度この会(るるの会)のホームページを作ろうという話になりました。何とか今年中には立ち上げたいと思っています。

トルーマン・カポーティの「草の竪琴」を読みました。今までなぜかトルーマン・カポーティの小説は読んだことがありませんでした。「冷血」や「ティファニーで朝食を」のイメージが強くてなんとなく手が出ませんでしたが、今度読んでみて、自身の少年期をモデルにしたかのような自伝的な要素もある小説のせいかもしれませんが、今まで思っていたイメージとは違ってとても繊細でナイーブなそして温かな思いの残る小説でした。
年別アーカイブ: 2006年
菊
菊です。懸崖作りに立派に仕立てられています。市内の八幡神社で毎年開催されている菊の品評会で賞を取った作品です。
これだけにするには大変は手間・暇と愛情を掛けているのでしょうね。
Eric.Alexanderの「Gentle Ballads」を聴いています。
今最も充実した演奏を聴かせてくれるSAX奏者のエリック・アレグザンダーです。

このアルバムはバラッド集ですが嘗てのジョン・コルトレーンの「バラッド」や「クレッセント」にも匹敵すると感じさせてくれる素晴らしい演奏です。こんな演奏は深夜スポットライトだけの明かりでシングルモルトのウィスキーかバーボンをすすりながら聴きたくなります。
それにアルバムデザインもちょっとエロティックで洒落た素敵なカバーです。
サルビア
サルビアです。初夏から晩秋近くまで随分と花期の長い花です。
通常サルビアと言えば赤い花を思い浮かべますが、ブルーや紫の花のサルビアもあるようです。
子供の頃学校からの帰り道にサルビアの赤い花を摘んで奥の甘い蜜を吸ったりしたことを思い出します。
ジェレミー・ドロンフィールズの「飛蝗の農場」(「The Locust Farm」)を読みました。
「このミス」2003年度海外編第1位となった作品です。

どう説明してよいのかちょっと分からないのですが、一応サイコロジカル・ミステリーと言うのでしょう。かなり凝った構成で普通なら流れが掴みづらくなりそうなのですが、重厚なのに引き込まれるように読ませてしまいます。
ただし結末がよく分からないまま終わってしまう印象があって、それは作者の狙いであえて読者に解釈を任せているのかも知れませんが、なんとなく割り切れない感じがしました。
秋桜(コスモス)
コスモスです。ようやく秋らしく風も涼やかになってきましたが、そんな季節に良く似合う花がコスモスです。原産地はメキシコだそうですが渡来当時に花弁の形が似ていることから秋桜(あきさくら)と呼ばれたようです。
今日は映画「出口ない海」を観てきました。明治大学が撮影に全面協力して出来た映画です。太平洋戦争末期に陸軍の特攻機と同様海軍で特攻用に開発された人間魚雷「回天」とそれに載り込む学生から志願した特攻兵の物語です。

自分の息子と同じ年頃の若者があの時代の中でそのようにしか生きて死ぬとこしか出来なかった無念さと家族に対する思いに打たれます。今の若い人たちにも是非観てそれぞれに感じてほしいと思いました。
数珠球(じゅずだま)
数珠球です。子供の頃よくこの実を使って遊んだものです。まだ少し早いので青みがかっていて硬くなっていないのかも知れません。台風13号で九州地方は大変な被害となったようです。近年温暖化の影響か自然災害が増えているように感じます。便利な生活のためついつい様々浪費をしがちですが、少しは我慢も必要なのでしょう。
Keith Jarrettの「生と死の幻想(Death and The Flower)」を久しぶりに聴きました。Keith Jarrettは勿論いいのですが、他のアルバムではそれほどいいとは思わないDewey Redmanが、このアルバムではとてもいいテナーサックスを吹いています。
女郎花(おみなえし)
女郎花です。前回の桔梗と同じく秋の七草のひとつです。「おみな」は「女」の意味です。男郎花(おとこえし)という花もあります。こちらは花の形は良く似ていますが白い花です。先日からWindowsの次期OSのWindowsVistaのベータ版をダウンロードしてテストしてみています。いろいろと新機能はなかなか面白いのですが、機能を100%発揮するには高スペックが要求されます。私のノートPCではVistaの診断テストで5段階の1レベルでした。
Chick Coreaの「Three Quarters」を聴きました。このアルバムではフュージョン系ではなくEddie Gomez、Steve Gadd、Michael BreckerのカルテットでのメインストリームJAZZを聴かせてくれています。
やはりフュージョンよりこちらの方が好きです。
桔梗
桔梗です。秋の七草にひとつですね。
立秋も過ぎこの花を見かけるようになりました。花言葉は「清楚、気品」です。
このところちょっと気が進まず更新していませんでした。久しぶりの更新です。
8月も終わりに近くなり、夏の疲れが出てなんとなく物憂いような気分です。

メディチ家の繁栄時代からややすぎた頃のフィレンツェが主な舞台。怪僧サヴォナローラとその狂気の時代。絵筆とひとりの画家に魂を捧げた女性の愛の物語。
魅惑的で危険な、禍々しくも美しい蛇のような小説です。
ミステリーとしても、歴史小説としてもなかなか読ませる小説です。
ミソハギ(禊萩)
ミソハギです。禊萩(みそぎはぎ)が略された名前だそうです。
昔からお盆のときに、ミソハギを仏前の供物として禊ぎ(みそぎ)をしたようです。
ゲイリー・バートンの「リベルタンゴ」を聴きました。
JAZZヴィブラフォン奏者のゲイリー・バートンが亡きアストル・ピアソルに捧げるアルバムとして前作「Astor Piazzolla Reunion」についでの2枚目のアルバムです。
かってチック・コリアとのデュオでの素晴らしいコラボレーションを聴かせてくれたゲイリー・バートンですが、ピアソルとの縁も深いようでヴィブラフォンとタンゴの組み合わせというあまり考えられないような取り合わせなのに、とてもしっくりと情緒豊かな音色を聞かせてくれています。
紅花
紅花です。末摘花(すえつむはな)とも呼ばれ、古くから紅花染めの染料や生薬として使われています。
またその実からはサフラワー油がとれます。
紅花染めは藍染めほどではないものの、手間のかかる工程を経て染められ、柔らかさと深みがあり、遠くからでもくっきり見える不思議な輝きとなります。
T・ジェファーソン・パーカーの「サイレント・ジョー」を読みました。
アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)を受賞した作品です。ミステリーではありますが、一般小説としてもなかなか読み応えのある作品だと思います。
主人公は生後9か月で実の父親に硫酸をかけられ顔に大きな傷が残り、物静かなためサイレント・ジョーと呼ばれる青年ですが、それにしても日本でも最近幼児虐待がニュースになることが多くなりましたが、アメリカ社会では本当に深刻な問題となっているようで題材として取り上げる小説が多いですね。
梔子
梔子(クチナシ)です。もうそろそろ花も終わりに近い時期です。
とても香りの強い花ですね。その実は正月にきんとんをつくるときの色付けに使われます。
梔子と言うとJAZZシンガーのビリー・ホリディを思い出します。

梔子の花が大好きで髪飾りとして挿している姿がレコードジャケットによく載っていました。
ビリー・ホリディを初めてを聴いたとき、「Lady Sings The Blues」の最初のワンフレーズでゾクゾクとするような感覚を感じたことを覚えています。