
連翹です。これも春の花の代表の一つでしょうか。50年以上も前になってしまいますが、小学校1年生になって初めて登校した小学校の玄関の脇に連翹の鮮やかな黄色の色彩が印象に残っています。春の花にはモクセイ科の花が多いのですが連翹もその一つです。中国原産で花言葉は「集中力」だそうです。

映画は「雨に唄えば」です。サイレントからトーキーへ移行する時期のハリウッドを舞台にしたミュージカル映画ですが、ジーン・ケリーとドナルド・オコーナー、デビー・レイノルズのダンスと歌の楽しいことこの上なしです。タイトルとなっている雨の中のジーン・ケリーのダンス(雨に唄えば)も素晴らしいが、相棒役のドナルド・オコーナーのアクロバティックなダンスには驚愕です。それと悪役というか意地悪なサイレンス時代の大女優役リナを演じたジーン・ヘイゲンの演技が面白おかしく見事です。
月別アーカイブ: 2010年3月
辛夷(こぶし)
辛夷(こぶし)です。春の代表的な花の一つです。桜より一足早く淡いピンクの花を咲かせます。子供の頃家の庭にあり、まだ残雪の残る頃咲き出すと、ようやく長い冬が終わって春が来たという気分になったものでした。木蓮の仲間ですが木蓮より清楚な感じがして辛夷の方が好きです。日本及び済州島が原産地のため学名もマグノリア・コブス(Magnolia kobus)と「コブシ」がそのまま英名・学名になっているそうです。

今週の映画は「ウェストサイド物語」です。ロバート・ワイズ監督が「ロミオとジュリエット」に題材を得て、ニューヨークのスラム街を舞台にしたミュージカルですが、当時そのダンスシーンは鮮烈でした。レナード・バーンスタインの音楽、トゥナイトを始めマリア、アメリカ、クールなど数々の曲も素晴らしい名曲です。ファッションも最近のルーズなストリートファッションと対照的なタイトなジャケット、パンツ、ネクタイでクールなファッションでした。
三椏(ミツマタ)
三椏(ミツマタ)の花です。楮(コウゾ)、雁皮(ガンピ)とともに3大和紙原料の一つです。特に紙幣の原料として使われていることを、真保裕一のミステリー「奪取」で知りました。偽札作りをテーマにしたユーモアもあるとても面白い小説です。その中で偽札作りのため三椏を栽培して漉いて紙幣用の用紙とするのですが、三椏は生長していくときに必ず枝が三又に分岐するのでミツマタと呼ばれるようになったとありました。初めて実物を見ましたが、まさにその通りに枝が全て三又になっています。それにとても特徴のある花を冬を越したこの季節に咲かせます。

映画は「エデンの東」です。ジョン・スタインベック原作でエリア・カザン監督で映画化されました。わずか3作を残して24歳で自動車事故で亡くなる若きジェームズ・ディーンが今でも新鮮です。そしてあの有名なテーマ曲もいつまでも記憶に残ります。
蝋梅

蝋梅(ロウバイ)です。蝋細工で出来た梅に似た花ということで蝋梅という名がついた花です。
開花時期も花の形も梅の花に似てはいますがまったく別な種類だそうです。香りも良く、花も半透明で蝋で出来ているかのような質感があってとても好きな花です。

映画は「スタンド・バイ・ミー」です。
スティーブン・キングの短編を映画化したものですが、鉄道事故に会った少年の事故死体を見に森の奥にまで出かけた4人の少年たちの小さな冒険旅行を通して、少年期の特異な友情、そして訣別の姿をノスタルジックに描いた作新です。
そして「When the night has come...」で始まるあの名曲も懐かしく、誰しも自身の少年期を思い出してほろ苦い気持ちになったりしてしまいますね。
福寿草
福寿草です。名前通り幸運を呼ぶ花としてお正月を飾ることが多い花ですが、地植えでは今頃の時期に花を咲かせるようです。花の少ないこの時期に梅の紅白と福寿草の黄色が鮮やかな対比で春の訪れを感じさせてくれますが、オレンジ色の福寿草というのもあるようです。
先月から始まった「午前十時映画祭」という催しがあり、かっての名画が毎週1本ずつ約1年間で50本上映されています。今週はオードリー・ヘップバーンの「昼下がりの情事」でした。ビリー・ワイルダー監督で「魅惑のワルツ」を効果的に使った楽しいコメディーでした。
オードリーはこの時28歳とのことですが、20歳前後としか見えないほど美しく愛らしいオードリーでした。今回が4回目でしたが、1回目から「ロミオとジュリエット」、「ある日どこかで」、そして先週はオードリーの「ローマの休日」でした。これからも楽しみな映画祭です。