蔓桔梗です。薄紫の可憐な花です。葉も斑入りできれいです。
紫色の花から蔓桔梗と呼ばれますが、本当は蔓日日草といい、ヨーロッパでは「蔓日日草を身につけていると悪いものを寄せつけず、繁栄と幸福をもたらしてくれる」という言い伝えがあるそうです。

サラ・パレツキーの最新作「ブラックリスト」を読みました。9.11後のアメリカでの対テロへの過剰な反応から成立した愛国者法と1950年代に吹き荒れたマッカーシズムとを題材にしています。
サラ・パレツキーのスタンスは愛国者法に批判的なものですが、最近の日本も組織的な犯罪を計画しただけで罪に問う「共謀罪」が国会に提出されたりして不安な雰囲気の時代です。
日本では「ブラックリスト」のような小説を書ける作家はいるでしょうか。