
馬酔木です。馬が食べると酔って足がなえること から「足癈(あしじひ)」と呼ばれ、しだいに変化して「あしび」そして「あせび」となったそうです。漢字の「馬酔木」もその由来によります。万葉集にもよく歌われている古くから日本で知られた花です。
「磯の上に 生ふるあしびを 手折らめど 見すべき君が ありといはなくに」
万葉集 大来皇女

今週の映画は第2次世界大戦後のイタリアに生きる庶民の人生の歓びや哀しみを、初老の鉄道機関士とその家族の姿を通して描いたピエトロ・ジェルミ監督の作品、「鉄道員」です。末っ子の少年サンドロの純真な眼を通して、親子の愛情や夫婦の愛、そしてイタリアの地に生きる庶民たちの喜怒哀楽を、印象的なギターのテーマ曲とともに温かい人間愛で描いています。
昨年末に退職してから3月末まで3ヶ月間休養と充電期間のつもりで過ごしてきましたが、4月から地元市川市の「情報システム調達専門員」に採用され、週2回仕事に就いています。自分の長年の経験を活かして少しでも地域に貢献できたらと嬉しく思っています。